IJSC 財団法人 石川県国際交流協会 石川県日本語・日本文化研修センター
     
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日本語講師スキルアップ塾 テーマ別研修会


    平成21年度 日本語講師スキルアップ塾 テーマ別研修会


「シャドーイングを導入した教室活動」
日   時: 平成21年11月28日(土) 9:30~12:30
対   象: 日本語教育に興味をお持ちの方
講   師:

早稲田大学大学院 日本語教育研究科 教授 戸田貴子

内   容:

「シャドーイングを導入した教室活動」

 近年、日本語教育において「シャドーイング」が注目されています。本講義では、ビジネスマンや地域の外国人住民の方々のニーズに合わせて実践できるシャドーイングの練習方法について考えていきます。
 大人になってから日本語学習を開始したにも関わらず、短期間でネイティブレベルの発音の習得を達成した「発音の達人」の学習方法の中で、特に使用頻度が高いのがシャドーイングであることが明らかになっています(戸田2008)。
 本講義では、発音の達人を対象としたインタビューの一部をご紹介し、学習成功者によるシャドーイング練習の実態を明らかにします。また、シャドーイング練習用教材『日本語でシャドーイング』(http://wwww.gsjal.jp/toda/にて公開中)の開発と、本教材を使った教室活動の実際について述べます。


「地域が活き活きとする日本語教育支援に向けて―移民受入前夜にあたり―」
日   時: 平成21年8月22日(土) 9:30~12:30
対   象: 日本語教育、多文化共生に興味をお持ちの方
講   師:

財団法人海外技術者研修協会  AOTS日本語教育センター長 春原憲一郎氏

内   容:

「地域が活き活きとする日本語教育支援に向けて―移民受入前夜にあたり―」

昨年8月インドネシアから208名の、今年5月にフィリピンから300名近い看護師介護福祉士が来日しました。インドネシアの人たちはすでに全国各地の病院施設で働いています。今年度中には1,000名を越える外国人医療福祉関係者がケアの現場で働くことになっています。現在世界はグローバリゼーションの最終段階に来ています。グローバリゼーションの最終段階とは、情報、カネ、モノにつづく、国境を越えたヒトの移動の時代です。外国の人たちの問題は今やわたし自身の問題です。わたしたちは歯止めのきかない競争社会をめざすのか、能力や国籍にとらわれぬ安心して暮らせる社会をつくるのかの瀬戸際に立っています。「移民」をめぐって世界で起こっていることをご紹介しつつ、地域作りについて一緒に考えたいと思います。


「『みんなの日本語中級Ⅰ』を使って教える」
日   時: 平成21年9月12日(土) 9:30~12:30
対   象: 日本語教育に興味をお持ちの方
講   師: みんなの日本語中級Ⅰ執筆協力者 田中 よね 氏
内   容:

「『みんなの日本語中級Ⅰ』を使って教える」

『みんなの日本語 初級』は、日本語の基礎となる文法と語彙を着実に積み上げ、日常会話場面への適応力、実践的な会話運用力を養うことで定評があります。この度、初級シリーズの学習者からのニーズに応え、中級シリーズが制作されました。『みんなの日本語 中級Ⅰ』は、日本語学習の中級前期(初級から中級への橋渡し)の時期に必要な「話す・聞く」「読む・書く」の総合的な言語能力と実践的に自ら学ぼうとする力を培うことを目的としています。
 今回の研修会では、本シリーズのご紹介及び、本書を使った中級レベルの指導法について、参加者の皆様とともに考えていきたいと思います。



『日本語は「自分」(Self) をどうとらえているのか』  終了しました
日   時: 平成21年7月4日(土) 9:30~12:30
対   象: 日本語教育、言語学に興味をお持ちの方
講   師: プリンストン大学東洋学部 牧野成一 教授
内   容:

『日本語は「自分」(Self) をどうとらえているのか』

戯曲家の平田オリザは「ほんとうの自分なんてない」と書いています。よく考えてみるとこのことばを証拠づけることがらが日本語にはたくさんあります。1人称の数がきわだって多く、ひとつひとつが特定の社会空間で使われる仮面(ペルソナ)であって、素顔の自分が存在しないのではないかと思われます。インドヨーロッパ語族の祖語を見ても1人称はEGO一つです。どうして英語では I saw myself in the mirrorと簡単に言えるのに、日本語では「?私は鏡で自分を見た」が翻訳調でしっくりしないのか、という問題も「自分」が客体として存在しにくいからではないかと思われます。その他、素っ裸の「自分」がないことを証拠づけるものとして、私が90年代から考えてきた「ウチ人称」という概念を使って、自称詞、他称詞、授受動詞、受け身構文、助詞の選択など、さまざまな角度から見ていきたいと思います。

 







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