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2014年01月07日

只今の展示:花岡コレクションより「北前船で運ばれてきた染織品」〜アットゥシ・刺子を中心に〜平成26年1月12日(日)まで



只今の展示:−お正月特別企画−花岡コレクションより「北前船で運ばれてきた染織品」〜アットゥシ・刺子を中心に〜

開催期間:平成26年1月4日(土)〜1月12日(日)

開催時間:10:00〜18:00
(金)(土)は20:00まで、最終日1月12日(日)は17:00まで

休館日:平成26年1月6日(月)

明けましておめでとうございます。
2014年は、花岡コレクションより「北前船より運ばれてきた染織品」の展覧会で始まりました。

花岡コレクションの中には加賀のお国染とはいえない他地域の染織品も含まれています。加賀で使用された物や珍品として秘蔵されていた物もあります。今回はその中よりアットゥシや刺子を中心に未公開のコレクションが展示されています。約40点初公開です!!



「アットゥシ」江戸〜明治初期
北前船で北海道から運ばれてきて用いられたと考えられます。
17世紀頃からアイヌの人々によって自給自足の生活の中で用いられのちに輸出用生産品となりました。耐久性にすぐれさまざまな地域で消費されたほか、水をはじいたり、水に浮くため船乗りも着用していたそう。
オヒョウ、シナ、ハルニレなど木の皮を素材として作られています。



「坊主合羽」
江戸時代の丸合羽のことで、広げると円形になるそう。
中に桐油紙または和紙が入っていて吸水し、柄もリバーシブルとなっています。
すごいですね。



「刺子」
加賀で使用された仕事着やふろしきなどです。
藍染木綿という、丈夫で防虫効果もあり軽量な素材を細かい針目で縫うことによってより一層丈夫で安全な衣料としました。保温性にも優れています。


コレクションの中には刺繍などで細かなデザインが施されたものもたくさんあります。
ぜひ間近でご覧ください。

では本年も石川国際交流サロンをどうぞよろしくお願い申し上げます!

投稿者:石川県国際交流協会at 15:27| サロン展示 | コメント(0)

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